WSSP/DBXL導入:予期しないエラー 2869 - Kaoru Okumura
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Kaoru Okumura

WSSP/DBXL導入:予期しないエラー 2869

エラーコード2869に関する、回避法の一つをご紹介します。

導入の最後で、予期しないエラー2869が発生した場合には、まずイベントログを調べてください。
1.スタート→ファイル名を指定して実行…→「eventvwr」と入力してOK
2.左のパネルで、アプリケーションとサービスを開き、その下のQdabraをクリック
当方が遭遇したケースは、該当プロダクトのインストール、アンインストールを複数回行ったマシンでした。

イベントログによると、
    「QdabraDBXLデータベースを初期化できない」
とあります。これだけですと、アクセス許可の問題が疑われますね。しかし、もう一つ前のエラー情報の中を見ますと、
    「(略)\MSSQL\DATA\QdabraDBXL.mdf' は既に存在するので作成できません」

なるほど、SQL内部の不整合のようです。SQL Server Management Studio Expressでチェックしても、QdabraDBXLというデータベースは存在しないのに、ファイルだけは残ってしまったのでしょう。

とすれば、データベース名を変更すればこの不整合を回避できそうです。そこで、WSSPあるいはDBXLを導入する際に、[SQL Server]タブの[データベース]の欄を、手動でQdabraDBXLから、QdabraDBXL2と変更してみました。このケースでは、これで導入に成功しました。

[メモ] 2860エラーが発生して、フォーラム等で問い合わせをする際には、必ずイベントログの内容を添付してください。数個のイベントログが関連していることもありますので、時刻情報などから関連するすべてのエラーログをチェックするようお願いします。

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About Kaoru Okumura

Program Manager, Qdabra.com Kaoru worked for ten years at Microsoft as a program manager, and many years at IBM Tokyo Research Lab as an advisory researcher. She led projects on natural language related research and products including Japanese search and proofing tools. Kaoru holds a Master of Science in Mathematics from Kyushu University, and BA from International Christian University. She enjoys performing Butoh dance, and taking photography.
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