エラーコード2869に関する、回避法の一つをご紹介します。
導入の最後で、予期しないエラー2869が発生した場合には、まずイベントログを調べてください。
1.スタート→ファイル名を指定して実行…→「eventvwr」と入力してOK
2.左のパネルで、アプリケーションとサービスを開き、その下のQdabraをクリック
当方が遭遇したケースは、該当プロダクトのインストール、アンインストールを複数回行ったマシンでした。
イベントログによると、
「QdabraDBXLデータベースを初期化できない」
とあります。これだけですと、アクセス許可の問題が疑われますね。しかし、もう一つ前のエラー情報の中を見ますと、
「(略)\MSSQL\DATA\QdabraDBXL.mdf' は既に存在するので作成できません」
なるほど、SQL内部の不整合のようです。SQL Server Management Studio Expressでチェックしても、QdabraDBXLというデータベースは存在しないのに、ファイルだけは残ってしまったのでしょう。
とすれば、データベース名を変更すればこの不整合を回避できそうです。そこで、WSSPあるいはDBXLを導入する際に、[SQL Server]タブの[データベース]の欄を、手動でQdabraDBXLから、QdabraDBXL2と変更してみました。このケースでは、これで導入に成功しました。
[メモ] 2860エラーが発生して、フォーラム等で問い合わせをする際には、必ずイベントログの内容を添付してください。数個のイベントログが関連していることもありますので、時刻情報などから関連するすべてのエラーログをチェックするようお願いします。